美術展情報あれこれ 〜300年・900年の時を超えて〜

1月も後半へと入り寒さも本番ですね。お正月気分も抜けたところで、これから間近に開催される美術展をお知らせしたいと思います。

○○周年に着目してみました。

 

・まずは建立900年という中尊寺金色堂 

東京国立博物館 建立900年特別展「中尊寺金色堂」1月23日〜4月14日

国宝の仏像11体すべてを展示。中央壇の仏像がそろって寺外で公開されるのは初めてのことです。

大型ディスプレイ上に原寸大の金色堂も再現されるようで、それも迫力ありそう。

東京国立博物館HP→ https://chusonji2024.jp

 

会期を待つ 光り輝く看板

春の装い・上野公園も開園150年、青学も創立150

_φ(・_・ 1月22日までに前売り券を購入するとお得です(1600円→1400円)

またペア券もあり(一人で2回訪れても、二人で利用でもよいとのこと)前売り券2枚を買うより200円お得

ご確認や購入はこちらから↓

 

https://art-ap.passes.jp/user/e/chusonji2024

 


・そして、生誕300年という池大雅

出光美術館「生誕300年池大雅ー陽光の山水」2月10日〜3月24日

日本の自然をこよなく愛した池大雅。重要文化財・十二カ月離合山水図屏風は必見!

 https://idemitsu-museum.or.jp/collection/painting/literati/01.php

出光美術館の館長は出光家三代目・出光佐千子氏です。青山学院大学文学部比較芸術学科の准教授でもあり、現在古美術研究会の顧問もお務めです。ご挨拶にお伺いしたいと思いながら、私たち役員会としてはまだ実現しておりません。

 

この美術館は皇居のお濠に面した帝劇ビルの9階、程よい高さでここからの眺めは気持ち良いですよね。

 _φ(・_・ 入館料 一般1200円、高・大生800円


<番外編>こちらは開催中です

山種美術館 [特別展]癒しの日本美術 ーほのぼの若冲・なごみの土牛ー 12月2日〜2月4日

ゆるかわ、動物たちや子供達、落ち着かない日々の中で思わず微笑んでしまうような作品が並ぶものでした。

伊藤若冲の作品も5点ほどありました。

ここは展示スペースがそう広くはないのですが、併設の「Cafe椿」で作品にちなんだ和菓子がいただけます。こちらもほっこり。

唯一写真撮影が許された作品は長沢芦雪「菊花子犬図」     和菓子「春うらら︎」横山大観/春の水

若冲と言えば…

国宝・伊藤若冲《動植綵絵》江戸時代(18 世紀) 。30 幅のうち 12 幅が521日~623日まで、新しくなった皇居三の丸尚蔵館で公開されます。

 

 

書いているだけで、なんだかワクワクしてきました。これは古美研に流れる血か、何か?(笑)

300年、900年前という「時」に行ってみたいと思います。


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コメント: 2
  • #1

    佐久間典子 (木曜日, 18 1月 2024 11:11)

    美術館情報有難うございます。
    春が楽しみになってきました。
    300年、900年という「時」がすごく近くに感じられるようになったのは
    何のせいでしょうね。

  • #2

    渡辺直子 (木曜日, 18 1月 2024 16:16)

    佐久間典子さま
    コメントを嬉しく読ませていただきました、有難うございます。
    春は着実に近づいていますね。上野公園の寒桜も蕾が膨らんできたように見えました。

    何百年という時空を超えて(東京に居ながら)楽しめる、素敵な時代になりました。
    その楽しさや魅力を、実は学生時代から知っていた私達だったのかもしれませんね。
    300年、900年前という「時」へお出掛けしましょう〜!