創立50周年を迎えるにあたって、古美術研究会初代会長の内田喜三さんからのメッセージです(2012年9月)。

古美術研究会創立50周年を迎えるにあたり

                                                                      初代会長 内田喜三 

 

 昭和40年(1965年)4月、前年より温めていました「古美術研究会」を当時法学部・私法学科2年の仲間と共に創立しました。顧問は史学科の須田春子先生にお願いし、文連や学生課の了承も得て、20名程でスタートしました。

 春には鎌倉・覚園寺のご住職・大森順雄師を訪ね、話を伺うことが出来ました。夏には京都で合宿(智積院を予定していたところ急遽六波羅密寺に変更)を行い、秋の青山祭には、当時東京国立博物館長の浅野長武様の手弁当での講演会を開き、機関誌『甃』を刊行するに至りました。又、翌年春には鎌倉の弘明寺での合宿とかなり盛り沢山に活動した積りです。

 2年目には議論百出の末、年間研究テーマ「仏像」を決め、数十名に増えた部員と活発に行動できた様に記憶しています。夏合宿は奈良の「日吉館」で行い、冷房もない暑さで体調を崩した部員もおりましたが何とか無事に終える事が出来ました。当時交流を始めました同志社大学古美術研究会の方々が2号目の『甃』について創刊号からの進歩に驚いていた事を覚えています。

 そんな古美研も今年で47年目を迎えることができ、各年代の部員の諸君には深く感謝しています。3年後の2015年には、創立50周年を迎える事になりますので、50周年記念の準備会を立ち上げ、又、OB・OG会としての「甃会」の再構築をする事になりました。

 その様な訳で、OB・OG及び現役の皆さんには次の件に宜しくご協力下さいますようお願いいたします。

      ・創立50周年記念総会及び記念パーティーへの協力

      ・「甃会」再構築への協力

      ・名簿作成への協力(個人情報の保護を遵守します。)

      ・50周年ということもあり、OB・OGの皆さんと現役の皆さんとの

       交流・協力 

      ・その他 

                           以上 〈2012.09〉